Vogueの上部テキストすごい
上部テキストの効果
上部テキストとは、ページ内のメインコンテンツの最上部に設置するそのページの主題を説明する文章のこと。
そのページに訪れた読者に、そのページについて紹介する役目を担っている。今回はその上部テキストを理由に検索上位を獲得しているサイトを紹介してみる
Vogue JAPANの上部テキスト戦略
「VOGUE」(ボーグ)は雑誌の名前であり、そのWebサイトのVOGUE Jaoan(https://www.vogue.co.jp/)が今回の分析対象。 Webサイトのトップページはこんなデザインで、雑誌同様にファッション・美容・ゴシップを発信するサイト。
VogueJAPANは、いわゆるメディアサイトであるにもかかわらず、有名人の氏名単ワードで検索上位を獲得している。以下は、ahrefsから抜いてきたもの。
これらは、/tags/というページに順位がついている。(/tags/:Vogue JAPAN内で、有名人ごとに記事をまとめた一覧ページ)
なぜ単なる一覧ページで、有名人単ワードで上位(しかも1位や2位)が獲得できるのか?公式SNSやWikipediaに勝てるのはなぜ?
という疑問の答えは、/tags/ページの上部テキストが凝ってるから、だった。
まずは、/tags/ページの説明から。
Vogue JAPANのメインコンテンツである記事ページ(/article/)中で、有名人の名前が出てきた際には、アンカーリンクが設置される。
こちらのアンカーリンクを押すと、ハリー・スタイルズに関する記事の一覧ページ(/tags/)に飛ぶ。
/tag/ページ上部に表示された文章はハリー・スタイルズの経歴や出演歴を紹介するもの。(これが「上部テキスト」)
アクセス時には3行程度が表示されており一般的な上部テキストに見えるが、実はアコーディオンで大量の文章が隠されている。加えてその内容は、Wikipediaの詳細さ・公式SNSの情報の最新性・そして関連コンテンツへの導線を兼ね備えた非常にリッチなもの。
この上部テキストのお陰で、VogueJAPANは有名人の氏名単ワードで検索上位を獲得することに成功しているっぽい。常に最新のゴシップを取り扱ってきたVogue JAPANだからこそできる、Wikipediaにも負けない施策。すごい。